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パパバンド・みなみライブ/振付の発想はどこからかやってくる

みなみライブ!の余韻も程なく、忘れないうちに書きとめておかねばならないことのひとつとして、何度も台本を書き直しつつある中、難しかったのは「ダンスの振付」でした。

今まで何度も演奏した曲は大丈夫なのです。何度もやっているパパたちは、すっかり踊りも身体に入り、間違えてもまあ大丈夫。問題ありません。

なのですが、今回新たにトライする新曲の振付が、曲によってはなかなか見えてこず。

「オブラディ・オブラダ」「パーフェクト・ヒューマン」の振りがなかなか決まらずでした。

数度目の練習後、さて「オブラディ」の振付はどうしようと、きつめの酒を飲みながらYouTubeを徘徊し、酩酊具合が進行していた折、見つけたんです!振付のヒントになる動画を!

Alibabki - Obladi Oblada (1969)

これだ!と思いました。50年近くも前の映像ですが、踊るお姉さま方の楽しげな様子、これしかない!と直感。その次の練習で試してみて、いけそうと確信し、最終的には子供にも保育園で事前に練習してもらい、本番では子供たちも一緒に輪になって踊ることができました。

(まさか出演していたお姉さま方も、50年後にその踊りが活かされるとは思ってもいなかったでしょう)。

輪になって踊るという振りは元々やってみたくて、というのも、以前観劇した「ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踏団」の演目『過去と現在と未来の子どもたちのために』で印象的だったのが、ダンサーたちが輪になって大きな円を描きながら踊るというシーンで、その光景は何だか澄んでいて美しく、再現とまではいいませんが、そこに発想の元がありました。

輪になって踊るのは、やる方も観る方も面白い。まるでメリー・ゴー・ラウンドに乗っているかのような、子供は子供のまま楽しく、大人はまるで子供めいて楽しく、不思議な速度感とめくるめく感じができればと思ったのです。

というわけで、オブラディ・オブラダはそんな色々が混じり合い、今回の振付に結び付いたのでした。

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