パパバンド上映会
例によって、上映会は大変盛況のうちに閉幕した。
しめて9家族、大人と子供あわせて約30人が参加するという、考えてみるとなかなか大人な遊びであることだ、と、思う。
ハイライトは、初めての演奏会の映像だった。実に3年ぶりの映像。
ガチガチの緊張が、見てるこちらに伝わってくる。
そして、尺がわかってない感じ。
(なんて書き方をすると、いまわかっているような感じがするけど、そういうことではなくて)
当時は、なんでもかんでも「フルコーラスやらなければならない」という思い込みがあったのだ。
あらかじめ仕込みでアンコールをしていただいていたところとか。
直前の公演も、振り返るとやっぱりアラが見える。月並みだが、なにごとも、「まず始めてみる」「反省して改善する」の繰り返しが大事なんだな、と改めて思う。
そうして獲得していくものとは、無用の「ねばらなない」をいかに剥ぎ取っていくのか、ということかなと思う。
いかにグルーヴを体感するか、持続させていくか、温度を上げていくか。
フォーマットや定石は、もちろん有効なツールだが、それを体得していくプロセス。それはやはり、プロジェクト性というか、即興性、身体性に関わる部分で、「水もの」「生き物」と呼ばれる所以でもあって、そうしたことが、興味をひきつけてやまないのである。