バンド結成当時の感じ

2014年1月22日に書いた文章がありましたので掲載します。 バンド結成から、練習の様子、自転車に乗りながら歌の練習をしていたことなど、まだまだ健気にがんばっていた様子が伝わってきます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 平日は毎朝2歳の娘を園に送るのが日課なのだが、確かあれは去年11月の終わり頃、いつものように娘を預けて園を出ようとしたとき、娘と同じクラスのお父さんに、「楽器できますか？」と聞かれた。「えっ楽器ですか？ いやできないことはないですけど、ちゃんとできるかと言われるとそれはどうだろう」と曖昧にしていると、職員室から園長先生が顔を出し、「楽器できますか？」と同じことを聞いた。「楽器ですか、いやーどうかな」と言うと、「じゃあ歌でいいですか」となり、「えっ歌ってなんですか」と言ったか言わないか、どうやらクラス（いちご組）の父親でバンドを組んで、子供の前で演奏する、みたいな話があり、そのメンバーとして声をかけられたのだった。

　というわけで2月上旬の演奏会に向けてバンドを組むことになり、目下日々、歌の練習中である。課題曲は園児向けなので、「アンパンマンのマーチ」「だんご三兄弟」「はたらくくるま」などで、まさか40歳が見えてきたこの歳になって、そのあたりの曲を人前で歌うことになろうとは思ってもいなかった。 　12月からバンドメンバー5人が集まっての練習が始まったが、なかなかどうして大変で、しかし楽しく、いややはり大変で、歌の練習は日々の自転車の通勤路、皇居の目の前を滑走しての行き帰り、今は丁度寒いシーズンで防寒を理由にマスクをしているのをいいことに、興が乗ると結構大きな声で歌っていると思われる。仮に貴方が皇居ランを愉しんでいる最中に、そのあたりの曲を結構真面目に大きな声で歌いながら自転車に乗っている人と擦れ違ったらそれはきっと僕ですから、出来得るならば温かい目で見守ってやってください。

　ひとつ問題があるとすればそれは園児の前で踊るか踊らないかということで、いかんせんダンサーとしての私の踊りは園児向けではないので各方面から止められており、ところで園児はそういう演奏会のときなど、どのような反応をするのだろうか予想ができない。まあとにかく愉しんでくれさえすればよいのだけれども。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ まさかその後に数ステージを重ね、ホームページやブログを書くことになるなんて思ってもいない頃の様子です。